ごあいさつ




 

弊社は、急増している子供達の足の障害や、足指の変形を未然に防いで、正常に発育させることができる靴、「教育パワーシューズ」を開発しました。足の障害と言えば、一般的には外反母趾や偏平足を思い浮かべますが、今、子供たちの足に起こっている障害は「ハンマートウ」「浮き指」「内反小趾」といったあまり聞きなれい症状です。そしてこれらの症状の後天的要因として、靴選びが大きく起因しており、とりわけ子供達が一日の生活の中で一番長く、しかも毎日履く“上履き” の及ぼす影響は大きく、外履きの比ではありません。

学校用の上履きと言えば、一本ゴムバンドのバレーシューズと呼ばれているタイプがその使用率のほとんどを占めています。ところが、この上履きは、つま先が細く幅の狭い靴が多く、底も薄く硬い廊下からの衝撃を吸収しきれません。このような上履きを長時間履き続けることにより、未形成の骨の子供達の足や、足の指は外圧により難なく変形することになり、指先が金づちのように曲がってしまう「ハンマートウ」や、指先が地面につかない「浮指」、小指や薬指が内側に曲がってしまう「内反小趾」になってしまうのです。しかも癖の悪いことに、子供の足指の骨は大人と違い柔らかいが故に痛みを感じにくく、よってその旨を子供は訴えることもなく、大人は気付かず放置してしまうケースが多いのです。

そこで従来の上履きから、子供達の足を開放してあげ、体育館や廊下を思いっきり走れ、教室では通気性と指先には余裕のある「ぴったり」で「ゆったり」の上履き“ 教育パワーシューズ ”を開発しました。この靴は、人間工学に基づき独自開発された足型を使用し、靴の中でも指先が充分に動かせるように設計してあります。また、甲はマジックベルトの面ファスナーを採用し、甲高甲低どんな高さにも対応でき、しっかりと足を固定してくれます。

「子供達の足を救いたい」との想いから開発した教育パワーシューズは、おかげさまで 20周年を迎えることが出来ました。今後も、少しでも多くの子供達に履いていただき、足や足指の障害が少なくなれば幸いです。


株式会社新日本教育シューズ
代表取締役 黄瀬 修